アルコールの濃度の表し方

オンラインライブ「アルコールジェルのつくり方」でお話できなかったネタの一つです。


もしお手元に無水エタノールや消毒用エタノールのボトルがあれば一度見てみてください。

無水エタノールなら「エタノール (C2H6O) 99.5vol%以上を含有」

消毒用エタノールなら「エタノール (C2H6O) 76.9~81.4vol%を含有」

の文字が書かれているはずです。

ここでいうところの「vol%」は容量%、つまり体積中何%のエタノールを含有しているかを指します。

消毒用エタノールなら平均79.1vol%のエタノールが含まれているとして、100ml中約79mlがエタノールということになります。「じゃ、残りの21%は何?」ってご質問をよくいただくのですが、お水です。

実際に私たちがエタノールを計量するとして体積ではなかなか正確に量るのは難しいです。メスシリンダーの目盛りは近眼・老眼には堪えるのですよ。きっとほとんどの方はスケールで重量を量る方がより簡便だと思ってらっしゃると思います。

そこで重量%という単位もあります。wt%とかw/w%とか書かれます。水なら私たちが生活している範囲であれば1ml=1gと考えて問題ないので、換算も楽ちんなんですが、アルコール水溶液だとそうはいきません。でも世の中便利になりました、「アルコール濃度  体積 重量」でWEB検索すると換算表が出てきます。それによると79vol%=72.37wt%だそうです。

こんなことをなんでオンラインライブで説明しようと思ったのかというと・・・酒屋さんが消毒用に使うことを想定して発売している高濃度スピリッツに63度・65度・66度・69度・70度・71度・75度・77度・80度などいろいろあるなぁという話にもっていきたかったからなのですが、続きはまた改めて・・・

フィトテラピースクール・バウヒニア@ 堺 大阪

大阪・堺市、JR阪和線・南海高野線の三国ヶ丘駅から徒歩約3分のフィトテラピー(植物療法)スクール。フィトテラピー・アロマテラピー・メディカルハーブ・手づくり石けんに関するちょっとマニアックな講座、各種資格を目指すコースも開講。ナード・アロマテラピー協会 認定教室・CARA-CARO認定教室。NARD アロマインストラクター・JAMHA ハーバルプラクティショナー・HSAマスターソーパー。