突然のスコールみたいな雨
日本熱帯説がまことしやかにささやかれていますが、夕立ということばでは生易しくて、やはりスコールとしか言いようがないようなひどいどしゃぶりの雨と雷。
シンガポールに駐在していた頃は雨期には毎日スコールにやられますが、現地ではそういうときはあえて外に出ないで雨宿りをすればいいやん!ってことで、友人との約束もビジネスの打ち合わせもなんでも「今雨宿りしています」と言えば正当な言い訳になりました。
現地の人々は足元はサンダルで半袖・半ズボン、これなら濡れてもすぐに乾きます。革靴やビジネススーツを着込んでいるアジア系男性は日本人と韓国人だけ・・・ちょっとお気の毒。雨に降られた服装で冷蔵庫のように冷やされたバスやオフィスの中で風邪をひく人もいるうえ、一日の最高気温が30度を下回る日が数日続くと確実に風邪が流行るという・・・もともと赤道直下のため年中インフルエンザが流行っているというのも独特です(北半球が夏になれば南半球が冬になる・・・という場所で人の往来が激しいのです)。さらに蚊によるデング熱も気をつけないといけない感染症大国、感染症対策には慣れているシンガポールでさえ、新型コロナウィルス感染症を押さえ切れていないというニュース。
雷鳴とどろく中ひどい雨に足止めされている私の横を革靴とビジネススーツで走って出て行った男性の後ろ姿を見送りながら、そんなことを考えていました。今は風邪すらひかないことが最優先! 雨宿りで遅刻したっていいよっていう寛容な社会の方がいいなぁ。
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