続続・アルコールジェルのつくり方
7月のオンラインライブでお伝えできなかったことをブログに書いております。今回は第3回目、これで最後になります。
アルコールにまつわる単位についてお話していました。
酒屋さんが消毒用に使うことを想定して発売している高濃度スピリッツに63度・65度・66度・67度・69度・70度・71度・75度・77度・80度などさまざまな濃度のものがあります。この度数はvol%(容積%)です。
このように飲用や薬局で売ってるアルコールはvol%(容積%)で表示されているのに、実はアルコールを荷物として運べるかどうかを考えるときの単位はwt%(重量%)となっています。現場では重さの方がすぐに量ることができ、濃度を計算しやすいからでしょうか。
郵便物は60度以上、ゆうパックでは70度を超えるもの、ヤマト運輸は60度以上のものは送れません。このときの基準となる度数がwt%(重量%)なんですよね。
たとえば67vol%の場合、約59wt%となり、これなら普通に宅急便などで送れるということで、65度~67度あたりの高濃度スピリッツ(飲用不可のお酒)をよく見かけるのは、広く通販で販売されることを期待してのことなんだと思います。
話は変わって以前SARSが流行した香港ではアルコール度数が70度ないアルコールジェルなどはほとんど売れないとか。品質において安心できるはずの日本製でもアルコール度数が低いものだと売れ行きが良くないという話を聞きました。
アルコールが出回るようになった今、やはり消毒用エタノールに匹敵するアルコール度数のアルコールジェルを使いたい! 自分でつくるのならやはりアルコールの濃度にはこだわりたいという思いから、ワークショップではアルコール度数をなるべく下げないつくり方を工夫しています。
オンラインライブでお話できなかったことを3回にわたってまとめてみました。濃度計算のやり方についてはまた改めてチンキづくりをテーマにオンラインライブで取り上げようと思います。また次のライブでお目にかかれるとうれしいです。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
8月の無料オンラインライブは「夏のハーブティーアレンジ」
◎日時:2020年8月23日 (日)14:00 - 15:00
◎参加費:無料
◎お申込み締め切り:ライブの開始30分前
※顔出しなし・ニックネームでの参加OKです。途中入退室もご自由です。
※当日は開催5分前にはご自身のPeatixページからZoomへ直接アクセスできます。開催10分前になりましたら、念のためZoomのURL、ミーティングID・パスワードをPeatixメールにてご連絡いたします。ライブ直前および始まってから視聴できないなどのお問い合わせには対応できませんのでご了承ください。
お申込みはこちらのPeatixページよりお願いいたします。
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